沖縄軍用地とは
沖縄軍用地とは
軍という言葉が使われていますが、米軍基地または自衛隊基地で使われている土地のことをさします。沖縄は第二次世界大戦の敗戦後、米国の占領下におかれ米軍が基地として利用するために畑や農地を沖縄県民より接収しました。
軍用地は国に賃貸借をしているため、所有していても建築など、所有者が使用することはできませんが、国より「借地料(賃借料)」が支払われるので投資目的や収益物件としても購入されています。
国土面積の約 0.6%しかない沖縄県内に全国の約 70.4%の軍用地が集中し、沖縄県本島中南部に普天間飛行場など多数の軍用地施設が所在しています。
(赤文字:沖縄県公式ホームページの基地環境より抜粋)
基地環境/沖縄県 (pref.okinawa.jp)
(緑文字:防衛省・自衛隊 HP の沖縄基地負担軽減についてより抜粋
防衛省・自衛隊:沖縄の基地負担軽減について (mod.go.jp)
沖縄軍用地の特徴
➀安定した投資収益
「軍用地とは」でもご説明した通り、軍用地の借主は国のため賃借料(借地料)支払いの遅延等の心配がなく、安定した収益がはいってきます。
また、施設や所在によってことなりますが 1 ㎡あたりの単価が毎年約 1%前後の上昇傾向にあります。
➁固定資産税が比較的安い
一般土地に比べて固定資産税評価額が低いため固定資産税が安いです。
➂管理・修繕等が不要
軍用地は所有者自らが使用することはできませんが、管理や修繕等が不要で手間いらずな投資となっています。
同じ不動産投資でもアパート投資だと、空室、延滞、滞納、保険、メンテナンス、不動産への管理料、近隣あるいは隣の部屋同士での揉め事といったトラブルがありますが、軍用地だとこれらの問題がないので、ストレスが少ない投資といえます。
➃担保評価が高い
一般土地の場合、借入する際の担保評価は固定資産評価証明書内の「評価額」より担保額を算出することが多いですが、軍用地は借地料の 1㎡あたりの単価によって算出されるので一般の物件に比べると担保評価が高い傾向にあります。
5軍用地内の立ち入りは不可
基本的に軍用地は現地の立ち入りができません。
そのため、土地の登記簿謄本や公図、航空写真等にてご案内させていただいております。
面積については原則、公簿面積によって売買がされます。
➅他の投資に比べて利回りが低い
軍用地はアパート経営や株の取引きに比べると支出が少ないメリットがありますが、収入も表面利回りで 1.5~2%とアパート経営や株に比べて低いです。
預貯金の金利よりは高いのでローリスクで長期保有する方にお勧めです。
➆投資金額が高額の場合が多い
1000万円以上の物件が多い傾向にあります。
弊社では、100~500万円代の価格帯の物件もございますので初めてご購入される方や県外の方も多くいらっしゃいます。
➇返還
沖縄軍用地は場所によって返還予定の施設と返還予定の無い施設があります。
施設が返還され、区画整理事業を行った場合には減歩されます。
また、返還後、所有者が使用できるまでにどれくらいの期間がかかるのかも不確かで、使用ができるようになった際には賃借料(借地料)がもらえなくなります。
ですが、返還した場所によっては区画整理事業を行った後に資産価値が高くなることもありますので、返還予定の軍用地を探されている方もいらっしゃいます。